核・ヒバク・人間

アンケート

◆大変タイムリーな上演の機会でした。一般メディアでは伝えられない情報をネットなどの情報で知れば知るほどこの危機を何とかしなければと思いつつ、表現の仕方がむずかしくモヤモヤイライラしていた時に、とてもさまざまな方のコメントを上手に組み立てられた台本、演出でした。キャストの方々、大きい世界を、一人一人の人間の生きた言葉で語られていた姿、感動しました。むずかしいけれどこの内容を子供たちに伝える表現の仕方を考えなければ──と思う。彼らの未来は今、もう知る必要、知らされる必要を強く感じるのです。(60代女性)

 

◆ありがとうございました。すばらしく、涙があふれました。若い人も演じていてよかった。他のいろいろな場所でも是非上演してください。「月桃の花」歌舞団という素人劇団をやっています。ミュージカルやは反原発コンサートをやっていますが、団員にぜひ見せるべきと思いました。学習だけじゃなく、人の心を動かす人々のことばも入っていて、むずかしい内容も上手な人がやると説得力がありました。(女性)

 

◆〝そう、その通り、私の言いたかったことはそれだ〞という言葉・話がずっと続いた二時間でした。日本・東北がこんな状態になってもなお原発推進を言い続ける人たちよ、よーく聞け、この劇で語られたことを、と言ってやりたい。(60代女性)

 

◆大変な力作で感動しました。脱・反原発の行動のエネルギーを注入された思いですが、若い人にはきついかなとも思いましたが──若い人にももっと見てほしいなと思ったので。(50代女性)

 

◆良かったのだが、みなさん多すぎて面喰ってしまう。こんな立派な人がたくさんいるのになぜこんなことが起きてしまったのか? 名前は出してほしくなかった。

先週、東北朝鮮初中学校の支援で仙台に行ったのだが、仙台空港が立派に整備されていたので、タクシーの運転手に聞くと「米軍がすばやくみんなやったのですよ」と淡々と答えてくれた。事故後の対応と同じでこれが現在の日本の権力構造である。(60代男性)

 

◆感動しました。(50代男性)

 

◆構成もよく、訴えるものが素晴らしかったです。原発の内容もよくわかりました。

 

◆非常に良かった。核という罪深いものを作り、まだそれの利用に固執する人類。これから長い時間がかかるけどあきらめず、まず原発をなくす運動を進めなければならない。その世論を強いものにするうえで今日の公演は大きな意義があると思いますが、もう少し短くするほうがよい。若い人には少し無理じゃないだろうか、2時間を耐えるのは。内容が重要なだけに分かりやすく受け入れられるような改良(善)を望みます。(60代男性)

 

◆知らなかった事実をたくさん教えてもらいました。人間は恐ろしい……改めて核をなくす意識を持っていかなければと思わされました。皆さん良く読み込まれており言葉もわかりやすく、長い朗読劇にもかかわらず、ずっと飽きることなく内容もよくわかりながら聞き続けることが出来ました。お疲れ様でした!!(50代女性)

 

◆映画、演劇、それぞれに良さがあり、感動します。

朗読劇は耳に入ってくる声を通して自分の脳でイメージをするのだから、訴える内容が強く、響きが大きい。(言葉足らずですが)多くの人たちの話されたことや、意見を言ったことをお一人の方が声のトーンを変えて語られる。感動しました。原発の恐ろしさを知っているはずの日本の人たちに改めて考えなさいと言われているようです。原稿を書かれた方々の多くの文献や映像、実際に見にゆかれた努力に感激しました。実際引用文献の多いこと。私自身、福島原発が起こってから樋口健二氏の本を見て、被曝労働者の実態を知った。たしかに東海村臨界事故があったとき大変なことが起こったと思っていたのに、世の流れに流されて…。たくさんの役を引き受け感情を朗読に込められたキャストの方々、音楽の効果もすてきでした。核兵器をなくす運動と共に原発反対にかかわっていこうと改めて考えました。この朗読劇を見たことも参加したことにつながると思った。(70代女性)

 

◆感動しました。よく調べてある台本で、原発がこんなに増えた背景、歴史、核兵器製造可能の仕組み、原発を支え犠牲となった労働者、世界のウラン鉱の労働者など、わかりやすかった。何より生の声から取材しているので、胸に迫るものがありました。福島の酪農家、白血病で亡くなった息子を持つ母の声が耳に残りました。すべての出演者の熱演で、声が生きて聞こえてきました。311以降の新しい生き方を、私も深めていきたいと改めて感じさせてもらいました。真実を知る努力は大変だけれど、あきらめず。(60代女性)

 

◆現在の課題をまとめてくださりとてもうれしく思いました。原発で働く労働者の犠牲で成り立っていることや、核を閉じ込めておく方法がない原発をなくしていく方法で進んでいかないといけないこと、方向づけをしてくださりありがとうございます。

15人の方一人一人の声が響いて、2時間がアッと終ってしまいました。役割が面白かったです。友人に誘われて初めてでした。また奈良より出かけてきます。ありがとうございました。(60代女性)

 

◆漠然と「原発はいらない」と思ってきましたが、根のところでこれほど多くの問題と絡み合っていたのかとぞっとしました。「もっと豊かに」がエスカレートして、とうとうここまで来てしまったのですね。アボリジニの人々のように、代々受け継いだ土地を元に戻すことができ、さらに東北の震災と原発事故に心を馳せ、私たちのウランのためにと詫びておられる姿にも胸を打たれました。(遅くない)というメッセージに311以降、何をしたらいいか分からずにいた、逃げの姿勢の首筋を引っ張られました。朗読という表現によって、くっきりと浮かび上がる人物の弱さや歪み、愚かさ。助けてくれるのも人の声の表情であり暖かさでした。(60代女性)

 

◆核ヒバクについて、政府と東京電力は、まだまだ多くのことを隠して居る筈です。そしてこのことにより多くの人々がこれから先、長い期間に亙り病苦に悩まされて死に至ることになるでしょう。本日の劇は以上のことを正しく伝えて頂きました。私たちの年齢の者は(A.D.1927年生まれ)、あの大本営発表を思い出します。戦後67年経過しているのに、なぜこんな社会が築かれてしまったのでしょうか。心ある人たちの集まりをより多くして、勉強して、何か声を上げて見ましょう。(80代男性)

 

◆私はまず原子力で電気などがつくられていることを震災まで知りませんでした。この「朗読会」で初めて知ったことがあってすごく勉強になりました。(10代女性)

 

◆プルトニウムやウランの毒性や怖さを再確認しました。団員の朗読も素晴らしかったです。感動しました。原発は絶対になくそう!(60代男性)

 

◆大変良い勉強になりました。これだけ大量のデータをよく収集されたことに驚いています。ぜひとも、来年の311でも5001000人集まるホールで演じられることを希望します。データとしても個人的にほしいですが……(60代男性)

 

◆原発を巡って、深く考えられていてさすが!と思いました。この脚本を頂ければと思います。また広めるのも一考かと、(60代男性)

 

◆非常に良かった。為にもなりました。(自分の考えのまとめ、拡充)即原発廃止に向け頑張りましょう。(60代男性)

 

◆唯一の被爆国が放射能を撒き散らした。…重い言葉です。この朗読劇を観終わって暗澹たる気持ちになりました。救いがない国…。このまま日本という国は、日本という国を続けていくのか……という思いを持たされたぐらいインパクトがあったと思います。この朗読劇が、但し、先への夢、将来への灯りをもう少し感じさせてもらえばよかったとも思う。(60代男性)

 

◆よく構成されていて、聴きごたえがありました。東海村の南隣のひたちなか市に30年近く住み、むこうで311にあいました。半年ほど前出身地の神戸に帰ってきました。オリジナル脚本とばかり思いながら聞かせて頂きました。(50代女性)

 

◆観に来て良かった。原発の問題は漠然と恐ろしいことは分かっていたが、ウランの採掘から製造過程、管理、ウランの精製の副産物の劣化ウランの問題、加害者の兵士、被害者の兵士、市民の問題等総括的に理解できました。原発はやめるべきだ。(70代男性)

 

◆素晴らしかったです。迫力のある読みには登場人物の姿が浮かび上がってくるようでした。自分自身3・11後東北で活動していて、その時のことを思い出しました。当初原発についていろいろ調べていたのに、一年たってもう「過去」のものにしてしまっていた部分があったなと目が覚める思いでした。今変わらなければ、もう後はない所にいるなと思います。ありがとうございました。(男性)